葵祭五月十五日行われる京都の三大祭の一番目を飾る葵祭り
都大路いっぱいに優美な、王朝絵巻が繰り広げられる 。
勅使を先頭に進み、斉王女人列まで総勢五百数十人という
マンモス行列。平安風俗をそのまま伝えると言う伝統の行事で
一行は、列を正して、京都御所を出発、爽やかな風、降り注ぐ陽光の中を、
「かつらあおい」をきらめかしながら、しずしずと都大路を練り歩く。
勅使列、女人列、等の奉仕者を始め、牛車や下鴨、上賀茂両者の
神殿の隅々に 飾られる、「あおい」は葵祭りの神事では、欠かせない物。
「あおい」はハート型をした 鮮やかな緑の葉で、洛北貴船、花脊、
雲ケ畑地区にひっそりと息づく優美なもの、 日照を極端にきらい、
谷川沿いの急な斜面に雑草に混じり自生している。雨の多い時ほど
艶の良い大きな葉になるので、地元民は日陰草と呼んでいる。
この「あおい」は祭りに二万五千本必要といわれる。
ここに収めた画像は昭和43年頃(約35年前)の画像を編集した物です。
葵祭り1日の諸々の祭事をいくつか分けて
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